大遠忌法要アーカイブス
〈宗祖親鸞聖人650回大遠忌法要〉
親鸞聖人が90年のご生涯を閉じられたのは、弘長2年(1263)11月28日のことです。本山興正寺では、毎年、宗祖の御命日を御満座とし七昼夜にわたり、宗祖のご遺徳を偲びつつ、お念仏のみ教えに遇い得た喜びを共にする法要として、報恩講を厳修しています。特に大遠忌法要は、50年ごとに宗門を挙げて厳修されてきた一大法要です。
650回大遠忌法要は、明治45年(1912)4月18日から28日までの十中夜にわたって厳修されました。明治9年の別派独立以降、一派本山として初めて迎えた大遠忌でした。同時に、明治35年(1902)のひとつ御堂焼失という悲縁を乗り越え、両堂再建を果たし迎えた特別な意味を持つ法要でもありました。
〈宗祖親鸞聖人700回大遠忌法要〉
700回大遠忌法要は、高度経済成長期の始まりにあった昭和36年(1961)4月1日から11日までの十中夜にわたって厳修されました。宗門においても昭和34年(1959)に教学研鑽の場である「興正学会」や仏教婦人会「華園婦人会」が発足するなど、教学・教化に一丸となるなか、全国から多くの参詣者を迎えた盛大な法要でした。
〈宗祖親鸞聖人750回大遠忌法要〉
750回大遠忌法要は、「いのち・つながり・よろこび」のテーマのもと、平成23年(2011)を「親鸞聖人讃仰の年」と位置づけ、第1期「道を求めて」は4月20日から23日、第2期「響きあういのち」は5月24日から26日、第3期「共に歩む」は10月25日から28日、第4期「興隆正法~仏法ひろまれ~」は11月25日から28日の4期15日間にわたって厳修されました。