鹿児島興正寺別院
長田町別院外観
明治9年(1876)9月5日、鹿児島に「信教自由の令」が布達されました。
同年9月13日に西本願寺から別派独立した興正寺第27世本寂上人は、10月8日に鹿児島開教に着手され、第28世本常上人もまた鹿児島開教に尽力されました。
長田町別院梵鐘門
明治11年(1878)5月16日、鹿児島興正寺門徒の悲願であった説教所が小川町に設立され、同年11月には鹿児島興正寺別院として歩みを始めます。
その後、別院移転の計画が進められ、明治27年(1894)、長田町に土地を購入し、明治31年(1898)より本堂の建設が開始されます。
日露戦争の影響もあり、10年後の明治41年(1908)に本堂が完成し、大正12年(1923)には、当時では珍しい山門と鐘楼を兼ねた鐘楼門が建造されました。
高麗町別院上棟式
昭和20年(1945)6月17日、7月27日の市内大空襲により、長田町別院は焼失してしまいましたが、御本尊は疎開していたため焼失を免れました。
高麗町別院外観
その後、戦後の市内区画整備に伴い、昭和22年(1947)6月、長田町から現在の高麗町へと別院を移し、仮本堂が建立され、5年後の昭和27年(1952)に鹿児島興正寺別院の本堂が竣工されました。
鹿児島興正寺別院へのアクセス
〒890-0051
鹿児島県鹿児島市高麗町19-12
電話:099-254-0351