札幌興正寺別院

札幌別院外観(大正11年) 札幌別院外観(大正11年)

 真宗興正派の北海道開教が本格的に始まったのは、明治27年(1804)4月のことです。 興正寺第28世本常上人は、門信徒の心の拠り処を開設するべく、北海道開教に心を注がれました。

 

 明治31年(1898)、北海道開教の事務を統括するため、札幌区北8条東2丁目に土地1万5千坪を購入して仮堂を建設し本山出張所を開設しました。

 

 明治34年(1901)には、9間四方の本堂、庫裏、対面所等が完成し、本山出張所から札幌興正寺別院となります。

札幌別院外観 札幌別院外観

 大正5年(1916)、札幌興正寺別院は、道内の寺院数増大と別院発展策のため、札幌区南2条東5丁目にあった興宗寺(空知郡栗沢に移転)の建造物を含む境内地と近隣1千坪を買い取り移転します。

 

 しかし、大正7年(1918)10月29日、札幌市街を襲った大火災により、移転後2年で別院のすべてが焼失してしまいます。すぐさま全道門末大会を開催し、別院再開が決意され、8年後の大正15年(1926)、本堂落成式・入仏慶讃法要が勤修され今日に至っています。

札幌興正寺別院へのアクセス

〒060-0052
北海道札幌市中央区南2条東5丁目2
電話:011-221-2745

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